こんにちは〜
本日は投資家なら知っておくべきテクニカル指標であります『ボリンジャーバンド』について解説したいと思います。ボリンジャーバンドは最も使われているテクニカル分析だと言っても過言ではありません。それくらい人気な指標ということは使える指標になります!仮想通貨投資家でも大変人気のテクニカル分析になります。
丁寧に分かりやすく解説しますので、ぜひ最後まで読んでみて下さい。
Contents
ボリンジャーバンドとは
ボリンジャーバンドとはある一定期間(20日移動平均線を中心に)の価格変動のばらつき(ボラティリティ)を偏差値として表したものになります。偏差値として表すのには意味があるので後で解説します。
難しく書いてしまいましたが、価格変動の大きさをバンドで表したものになります。
実際のチャートで見てみましょう!
※一般的なテクニカル指標だとミッドバンドと+2シグマの間に+1シグマ、ミッドバンドと-2シグマの間に-1シグマの線がありますが、僕のよく使うzaifのチャートだと出ませんでした。
こちらはGMOコインのアプリのチャートです。+1シグマ、-1シグマが表示されています。
ボリンジャーバンドの計算式
ミッドバンド=20日移動平均線(偏差値で表すと50です)
+2シグマ=ミッドバンド+標準偏差×2
+1シグマ=ミッドバンド+標準偏差
-2シグマ=ミッドバンド+標準偏差×2
-1シグマ=ミッドバンド+標準偏差
この計算式を見ると標準偏差ってなんだよって感じなんですが、難しく感じることはありません。価格のばらつきですので価格のばらつきが大きくなると標準偏差(バンド幅)が大きくなり、ばらつきが小さいと標準偏差(バンド幅)が小さくなると覚えておけば良いと思います。
ボリンジャーバンドで何が分かる?
計算式からも読み取れるように、価格のばらつき(ボラティリティ)、トレンド、20日移動平均線から見る相対的な価格が分かります。
ボリンジャーバンドは単体で見るよりも、バンド幅、%Bチャートと併せて見ることが大事です!!
バンド幅は単純に+2シグマと-2シグマの幅になります。ボラティリティを数値化したものです。
式は(バンド上限-バンド下限)÷ミッドバンド
%B=(価格-バンド下限)÷(バンド上限-バンド下限)
この式何かに似ていないでしょうか?そうです!ストキャスティクスの%Kの式とほぼ同じなんです。
%K=(C-Ln)÷(Hn-Ln)×100 ※×100は%で表すため
Cは現在の価格
Hnはn日間の最高価格
Lnはn日間の最低価格 ※nは9日間が多い
つまりボリンジャーバンドではストキャスティクスでは分からなかった価格の大きさを数値化できたのです。
ストキャスティクスでは0〜100で表すのに対しボイリンジャーバンドでは偏差値50(ミッドバンド)を平均に考えます。ちなみに時には0、100を越えることもあります。
ストキャスティクスでは80を超える時に買われ過ぎと言われていましたが、過去の売買であまり価格変動が少なかった時に対して80を超えてもあまり買われ過ぎってならないですよね?ボリンジャーバンドはそこに注目して過去の価格変動を取り入れました。
実際のチャートで見てみましょう!
ちなみに僕の使っているzaifではボリンジャーバンド、ボリンジャーバンド%B、ボリンジャーバンド幅と表示できます。
バンド幅から見るボリンジャーバンド
バンド幅が狭くなっていることをスクイーズと言います。→トレンドの始まりを示唆
バンド幅が広くなっていることをエクスパンションと言います。→トレンドの終わりを示唆
%Bから見るボリンジャーバンド
%Bから見るボリンジャーバンドでも一番見るべきポイントはバンドウォークです!
バンドウォークとは安定上昇トレンドになると%Bチャートで+2シグマのあたりで上下しながら上昇します。
バンドウォークではほぼ並行で推移し、ミッドバンドは上昇しています。
下降トレンドの場合は-2シグマあたりで上下しながら下降します。ミッドバンドは下降しています。
まとめ
以上がボリンジャーバンドの解説でした。いかがでしたでしょうか。ボリンジャーバンドはボラティリティ、相対的価格、トレンドを発見する他のテクニカル分析とは一線を画しています。テクニカル指標を勉強したから勝てるというわけではありませんが、テクニカル分析など使うことで大きな失敗を防ぐことはできると思います。特にボリンジャーバンドはぱっと見て分かるように分かりやすいですし~他のテクニカル指標と比べるとわりと簡単だと思います。
まだまだテクニカル分析のブログは続きますので、投資家の方もそうでない方もまた見に来てください。
では!!!


